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2020/05/14 IASBがIFRS基準の狭い範囲での修正をパッケージで公表 【速報】
公表日: 2020年05月14日
jp ニュース
IASBは、2020年5月14日、IFRS基準に複数の小さな修正を公表しました。
修正パッケージには、3つの基準の狭い範囲での修正に加えて当審議会での年次改善が含まれています。年次改善は、文言の明確化または軽微な影響、見落としもしくは基準間の矛盾を修正する変更です。
IFRS第3号「企業結合」の修正は、企業結合の会計処理の要求事項を変更しておらず、IFRS第3号における「財務報告に関する概念フレームワーク」への参照を更新するものです。
IAS第16号「有形固定資産」の修正は、有形固定資産の取得原価から、当該資産を意図した使用のために準備している間に生産された品目の販売により受け取った金額を控除することを禁じるものです。その代わりに、企業はそのような販売収入及び関連するコストを純損益に認識します。
IAS第37号「引当金、偶発負債及び偶発資産」の修正は、契約が不利な契約となるかどうか判定する際に、企業が含めるべきコストを明確にしています。
年次改善は、 IFRS第1号「国際財務報告基準の初度適用」、IFRS第9号「金融商品」、IAS第41号「農業」及び IFRS第16号「リース」に付属する設例の軽微な修正を行っています。
全ての修正は2022年1月1日に発効します。
詳細はIASBウェブサイトをご覧ください。
【関連リンク】
- 2020/05/14 IASBがIFRS基準の狭い範囲の修正のパッケージを公表（ASBJ）
- 2020/06/02 IASBがIFRS基準（IFRS第3号、IAS第16号、IAS第37号）の狭い範囲の修正を公表（JICPA）
PricewaterhouseCoopers LLP
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