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2020/12/21 FASBが特定の非公開企業および非営利組織向けに、のれんのトリガーイベントを評価する際の代替案の提供を公表 【速報】
公表日: 2020年12月21日
jp ニュース
FASBは、特定の非公開企業および非営利組織を対象に、のれんのトリガーイベントを評価する際の複雑さを軽減する代替案の提供を目的とした公開草案を公表しました。 コメント募集期間は、2021年1月20日までです。
現行基準では、レポーティング・ユニット（報告単位）の公正価値が帳簿価額を下回っている可能性が高いことを示すトリガーイベントが発生した場合、のれんの減損テストを行う必要があります。 企業や組織は、年間を通じてのれんのトリガーイベントを監視および評価することが要求されています。
一部の利害関係者は、特定の非公開企業および非営利組織が、年度でのみ基準に準拠した財務諸表を発行する場合に、期中のトリガーイベントを評価することの価値について疑問を呈しました。利害関係者は、財務諸表が発行される年次報告日には関連しない可能性のある期中時点の貸借対照表の作成やキャッシュフロー予測をすることのコストと複雑さを指摘しました。
上述の指摘に対処するために、公開草案は、年次でのみのれん（または利益剰余金や純利益などののれんの減損の影響を受ける勘定科目）を報告する非公開企業および非営利組織について、のれんのトリガーイベントの評価およびのれんの減損テストを年次報告日のみとする代替案を提案しています。
この代替案を選択した企業や組織は、期中に評価をする必要がなくなり、年次報告日の評価のみに限定されます。
提案された代替案の範囲は、ASC Subtopic 305-20「無形資産―のれん及びその他ーのれん」に従って減損がテストされるのれんに限定されます。 ガイダンスは特定の期間に限定されるものではなく、継続的に利用可能です。 追加の開示は要求されません。
詳細はFASBサイトをご覧ください。
PricewaterhouseCoopers LLP
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