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2013/02/07 IASBと国際統合報告委員会（IIRC）とが、企業統合報告フレームワークの開発に関するMoUを公表【速報】

公表日: 2013年02月07日

jp ニュース

2013年2月7日、ロンドンにてIASBとIIRC（国際統合報告委員会）とが、企業統合報告フレームワークの開発の相互協力に関する協働MoU (Memorandum of Understanding)を締結したことが公表されました。ポイントをご紹介いたします。

IIRCは、IASBがこれまでのグローバルな財務報告における質および一貫性を改善するために大きな働きをしてきたことを認め、企業と投資家により有用であるとともに、持続可能なグローバル経済に貢献できる新しい企業報告上の言語をつくりあげることを究極的に目指しています。IIRCの仕事の重要な部分は、投資家とのコミュニケーションのためのよりよいビジネス言語としての統合報告を採用する条件を整えることとし、その結果、より持続可能な価値創造、より効率的な資本市場をもたらすことをねらっています。

作業中の統合報告フレームワークは、財務報告、ガバナンス報告、マネジメント・コメンタリー、サステナビリティ―報告書における新たな動向をとりこむことで、企業報告の変化を加速化しようとするものです。IIRCは2013年4月16日にその公開草案を公表し、コメント期間を経て12月に最終化されることとなっています。

これに対し、IASBは、IIRCの提唱する企業報告の新しい展開を引き続き支援することに、共通の利益の存在する重要な領域で協力することを約束しています。今回の合意は、グローバルな企業情報開示の質および一貫性を改善することについて、双方の組織に共通の利益（common interest）が存在することをアピールする内容となっています。

詳細はIASBウェブサイトをご覧ください。