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IASBは、2024年3月14日、企業が買収に関して投資家に提供する情報を強化することを目的とした公開草案「企業結合―開示、のれん及び減損」を公表しました。
今回の公開草案の提案は、買収に関する報告が投資家と企業の両方にとって困難をもたらしているという利害関係者のフィードバックに応えたものです。
この公開草案では、最も重要な買収の目的と関連する業績目標を後の年度に達成できるかどうかも含めて開示することやすべての重要な買収に関して予想されるシナジーについて開示することを企業に要求するよう、 IFRS第3号「企業結合」の修正が提案されています。ただし、買収目的を損なう可能性のある情報を開示する必要はないように提案が行われています。
また、利害関係者は、のれんが配分された事業に係る減損テストの有効性と複雑さについても懸念を示していました。 IASBは減損テストについて的を絞った改善を行うために、IAS第36号「資産の減損」の修正も提案しています。
公開草案に関するコメント期間は、2024年7月15日までです。
詳細はIASBウェブサイトをご覧ください。
【関連リンク】
  • IASBが取得の報告を改善する提案について公開協議(ASBJ
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