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今回は、IASBにおける金融負債に関する測定と開示についての検討状況について解説します。金融負債の測定に関しては本連載第1回(No.2956)でも取り上げましたが、以降のIASBの検討の状況も含め若干詳しく見たいと思います。
現行IFRSにおいて金融商品の認識と測定を取り扱うIAS第39号に対しては,1999年の公表当初から理解及び解釈が難しく実務への適用が困難であるとの批判があります。これにはいくつか理由がありますが,ひとつの理由は金融商品に対して様々な評価方法,評価差額の処理あるいは価値が下落した場合の処理が認められているということです。これにより同一の金融商品に対しても様々な評価が可能であり,結果として財務諸表利用者から見ると金融商品の貸借対照表価額がその価値を正しく示しているのか分からなくなってしまっている,というのがIASBの長い間の問題意識でした。
こちらは、『週刊経営財務』2988号(2010年10月25日)にあらた監査法人企業会計研究会として掲載したものです。発行所である税務研究会の許可を得て、あらた監査法人がウェブサイトに掲載しているものですので、他への転載・転用はご遠慮ください。
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